コミットおすすめ本レビューNo.4「アルゴリズムが世界を支配する」

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みなさんこんにちは、コミット塾長の船津です。

今回ご紹介するのはNo.1で紹介した「人工知能は人間を超えるか」に関連して、
「アルゴリズムが世界を支配する」です。

アルゴリズムって?

アルゴリズムは大雑把に言って「問題の解き方」、またはその手順のことを指します。
例えば私たちは人混みの中から知人を見つける際に、まず手や足を見てその人を探すようなことはせず、身長、性別で分類した後、顔、服を見るといった順番で判断していると思います。物事を最短ですすめるにはある程度の評価基準と、進め方の順番が決まっているのです。
現代ではコンピュータで問題を解く際に使う演算をアルゴリズムと呼ぶことが多いです。

アルゴリズムって何に使われているの?

現代社会の色々な仕組みはアルゴリズムなしには成り立ちません。
例を挙げると…

電卓

電卓はある入力に対して演算を行い、一定の答えを返すというアルゴリズムを持っています。

今使われている複雑な処理をするコンピュータも、元々は電卓のような簡単な演算をする機能が進化したものです。

計算自体は単純なものでも、組み合わせることによって複雑な機能を持たせることが出来ます。

 

ニュースサイト

あるニュースサイトはその日の流行りの言葉や関連性の高いニュースをおすすめしてきます。

Facebook等のSNS上でも、アルゴリズムが私達の投稿や関心の傾向からこういうニュースが見たかったと思わせるようなニュースを日夜私たちに届けてくれています。

 

性格診断テスト

生徒のみなさんが普段触れることの多い性格診断テストもアルゴリズムを利用しています。ソフトにもよりますが、質問項目とその答えに対応して「優しさ」、「自分勝手さ」などの項目に加点されていき、それを最終的に人間が見やすい形に整形して出力しています。

保険の基準額算定

保険の基準額は世代ごとの事故率や生存率などを使って複雑なリスク計算によって算定されています。こういった計算は保険に限らず、銀行のローンなども会社が損をしにくい利率を調整するようなアルゴリズムがどこかで動いていると思われます。

金融取引

金融取引では、値段が幾らになったら株を売る、また買うといった単純なものから、他者の取引を常時監視しながら取引を有利にすすめるようなアルゴリズムが存在し、取引額においてはほぼ機械どうしでの闘いと言って良い規模となっています。

 

これからどんな使われ方をするの?

今後アルゴリズムはそれ単体で使われるだけではなく、複数組み合わせて様々な判断をする人工知能として社会にでてきます。
どういった使われ方をするのか少し考えてみましょう。

医療ロボット

ドラえもんで出てくるような診断ロボットが現実のものになってくるようです。
遺伝子診断や日々の細かな体調の変化からガンの可能性を指摘してくれたり、どのように生活を改善すればいいかといったアドバイスをしてくれるようになるかもしれません。

自動作曲ロボット

自分のiphoneに入っている音楽から嗜好にあった音楽を自動で生成してくれるようになるかもしれません。

勉強アシスタント

日々の勉強の進行度と模試の点数等から、最適な勉強方法を教えてくれるようなサービスは既に存在していますね。

今後はもっと細かく人生設計を含めてアドバイスしてくれるようなロボットが現れると小さい頃から将来のことを考えれて良いかもしれません。

まとめ

今後も、おそらく大半の人が気づかないうちに色々なアルゴリズムが生活に組み込まれていき、社会は大きく変わっていくでしょう。
これからの社会を作っていく学生にとってプログラミングやコンピュータ・サイエンスを学ぶことはとても重要なこととなってきています。
もし、少しでも興味があるなら今すぐはじめてみましょう。続ければそれは数年後大きな武器になっていると思います。

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